Haiku での Wifi
サポートされているハードウェア
全ての FreeBSD 8 wlan ドライバーは動作すると思われます。ただし, PCMCIA, CardBus, ExpressCard, USB, ISA ベースのカードは動作しません。 PCI, miniPCI, PCI-Express, miniPCI-Express, PCI-X は動作すると思われます。
以下のようなデバイスとドライバーをサポートします:
aironetwifi は少なくとも以下をサポートします
Cisco Aironet 350 Series
Aironet PCI4500
Aironet PCI4800
atheroswifi はそのチップを使うデバイスをサポートするでしょう (ただし AR9285 チップを除く)
broadcom43xx は以下をサポートします
BCM4301, BCM4306, BCM4307, BCM4309, BCM4311, BCM4312, BCM4318iprowifi2100 は 2100 チップをサポートします
iprowifi2200 は以下をサポートします
2200BG
2225BG
2915ABGiprowifi3945 は 3945 チップをサポートします
iprowifi4965 は 4965 チップをサポートします
marvell88w8335 は以下をサポートします
Marvell Libertas 88W8310
Marvell Libertas 88W8335marvell88w8363 は 88W8363 チップをサポートします
ralinkwifi は以下をサポートします
RT2560
RT2561S
RT2561
RT2661wavelanwifi は少なくとも以下をサポートします
3Com Airconnect
GLPRISM2 WaveLAN
Intersil Prism3
Intersil Prism2.5
Linksys WDT11
Netgear MA301
PRISM2STA WaveLAN
Siemens SpeedStream
SMC 2602W
Us Robotics 2415
Addtron AWA-100 PCI
WEP 暗号化
WEP 暗号化はコマンドラインのアプリケーション setwep を通してサポートされます。それは一時的に暗号化されているワイヤレスネットワーク、もしくは WEP 暗号化されているネットワークに参加するためのものです。 setwep は 64-bit と 128-bit の WEP 暗号の文字列キー・16進法キ両方をサポートします。 (WEP ノート も参照)
使い方は: setwep device_path [ssid] [key]
以下に二つの例を示しましょう。仮にネットワークカードを "/dev/net/iprowifi3945/0" 、ネットワーク名を "haikuwiki" とします。
例 1: 64-bit WEP で暗号化されたネットワークに16進法キーを使用し接続する
setwep /dev/net/iprowifi3945/0 haikuwifi 0x3456789abc
例 2: 暗号化されていないネットワークに接続する
setwep /dev/net/iprowifi3945/0 haikuwifi
- 64-bit WEP 暗号 は 40-bit のキーを使用します。 すなわち 13文字の文字列か、26の16進法キーです。
- 128-bit WEP 暗号 は 104-bit のキーを使用します。 すなわち13文字の文字列か、26の16進法キーです。
- 16進法キー = 0から9, AからF で構成された文字列 (setwep では "0x" を頭につける)
WPA 暗号化
今現在、 Haiku では WPA 暗号を利用することが出来ません。 けれども、準備している未完成の WPA 暗号の実装があります。これを改善するためのいくつかのタスクは、 wpa_supplicant のビルドプロセスにそれを組み込み、コンパイルとランタイムの問題を直す事です。
install-wifi-firmwares.sh
Intel ipw2100, Intel ipw2200/2225/2915, Broadcom 43xx & Marvell 88W8335 のためのファームウェアをインストールするには、以下を実行する必要があります。
install-wifi-firmwares.sh
Haiku にオリジナルのファームウェアアーカイブを配布することをライセンス条項が許可しているため、 Intel ipw2011, ipw22xx はエンドユーザー承認があればインターネット接続無しでインストールできます。しかし、 Broadcom 43xx と Marvell 88W8335 は、 Haiku と共に個別のファームウェアを配布できないため、アクティブなインターネット接続が必要です。
自分で Haiku イメージ をビルドしている方は、上述に従い、 build/jam/UserBuildConfig を編集することができます。 編集についての詳細と wifi の話題に関するとさまざまなアップデートはこのドキュメントのオンライン版を参照してください。
もし、ファームウェアをダウンロードする必要があるが、 Haiku 環境にインターネット接続が無い場合は、 Haiku の /boot に展開するためのzipファイルを作成するシェルスクリプトがオンライン版にあります。