メディアプレーヤー (MediaPlayer)

Deskbar メニュー:		アプリケーション (Applications)
場所:		boot/system/apps/MediaPlayer
設定ファイル:		~/config/settings/MediaPlayer

メディアプレーヤー (MediaPlayer) はすべてのオーディオと動画ファイルの標準プレーヤーです。 ffmpeg バックエンドのおかげで多くのフォーマットがサポートされています。シンプルなインターフェースにはユーザーが期待するすべてのコントロールが付いています：

プログレスバーのスライダーですばやく新しい位置に移動できます。マウスをスライダーの上に置くとクリップの現在と残り時間を表示します。右にあるタイムディスプレーにクリックすると長さ、現在時間か残り時間を切り替えます。
その下には、前のトラックにスキップ、再生 / 一時停止、停止と次のトラックにスキップする通常のコントロールがあります。次にボリュームコントロール (スピーカーシンボルをクリックするとミュートに切り替えます) と VU メーターがあります。

オーディオとビデオの再生

オーディオ再生用の特別な機能は付いていないので、直にビデオ再生と一般設定に行きます。

ファイルの情報... (File info...) (ALT I) はすべてのメディアに利用できます。現在ロードされているファイルの情報 (たとえばプレイタイム、オーディオ/ビデオの詳細やエンコーダー) を表示します。

メニューから煩雑に利用するコマンドのほとんどはビデオエリアを右クリックして開くコンテキストメニューからも利用可能です。全画面表示のときに便利です。
ビデオ (Video) ではウィンドウのズームや、アスペクト比を標準値に強制的に変更できます。正しくエンコードされたファイルには、アスペクト比をストリーム設定 (Stream settings) の標準にしておくことは最適なはずです。

メディアプレーヤーは SRT フォーマットの字幕をサポートしています。字幕 (Subtitles) に表示するには、ファイル名がビデオファイルと同じ名前にし、言語名を追加し、ビデオの拡張子の代わりに ".srt" で保存してください。たとえば：

マイムービー.avi
マイムービー.Deutsch.srt
マイムービー.English.srt
マイムービー.Français.srt

一つのビデオファイル内に複数の言語のために頻繁に使われる複数のオーディオトラックは 音声トラック サブメニューから利用できます。ビデオ | トラック サブメニューは複数のビデオストリームがあるときに同じことを提供します。

全画面表示 (Full screen) モード (ALT ENTER か F、またはダブルクリック)に切り替えたり、インターフェースを隠す (Hide interface) (ALT H かダブルクリック) でメディアプレーヤーのウィンドウ境界とコントロールを隠したり、ウィンドウを常に最前面 (Always on top) (ALT A) に表示できます。

プレイリスト

メディアプレーヤー | プレイリスト... (MediaPlayer | Playlist...) (ALT P) で、現在プレイバックを待っているファイルを含むウィンドウを開けます。ダブルクリックすると再生が始まります。

ドラッグ＆ドロップでファイルをリストに追加し、配置を変更できます。編集 (Edit) メニューから、リストからランダムに並べ替え (Randomize)、エントリーをリストから削除 (Remove) (DEL)、またはファイルを実際にごみ箱へ移動 (Move to Trash) (ALT T) できます。

もちろん、プレイリストを保存 (Save) して後で開く (Open) こともできます。プレイリストファイルを単にダブルクリックすることも可能です。

設定

メディアプレーヤーの動作を微調整するためいくつかの設定があります：

最初の再生モード (Play mode) は一目瞭然です。自動で再生を開始し、終わったらウィンドウを閉じるかループで再生を繰り返します。

次は表示オプション (View options) です。
可能なら、ハードウェアビデオオーバーレイを使う (Use hardware overlay if available) と、CPU 使用率を下げますが、一つのビデオウィンドウにしか作動せず、サポートするビデオカードドライバが必要です。
ムービーのスムーズな拡大縮小 (Scale movies smoothly) (オーバーレイモード以外) でズーム中やフルスクリーンモードのときにピクセルをすばやいフィルタリングでスムーズにします。
全画面表示のときにスクリーンを遠くから見るなどの理由で大きいコントロールが好みの場合は、フルスクリーン表示時にコントロールを拡大する (Scale controls in full-screen mode) ことができます。
それから、サブタイトルのサイズ (Subtitle size) と サブタイトルの位置 (Subtitle placement) の設定があります。これらはビデオの下側 (Bottom of video) に表示して画像の上に表示するか、ウィンドウのサイズを変更して画面の下側 (Bottom of window) の黒いバーの中に字幕を表示することができます。

最後の設定はウィンドウが現在アクティブでは無いクリップの音量を設定します。 最大音量 (Full volume) で鳴らすか、低音量 (Low volume)、またはミュート (Muted) にできます。

キーボードコントロール

メディアプレイヤーはプレイバックをコントロールするためにマウスを使わない便利なキーの組み合わせを提供します。

Z		前のトラックに飛ぶ
X		再生
C		一時停止
V		停止
B		次のトラックに飛ぶ

これらのキーはコントロールボタンの機能に割り当てられています。これらはいつもキーボードの左下に割り当てられ、現在のキーマップに関係なく使用されます。以下のキーは US-american の標準キーマップに対応しています。

→		前へシーク
SHIFT →		10 秒後にジャンプ
ALT →		30 秒後にジャンプ
←		うしろへシーク
SHIFT ←		10 秒前にジャンプ
ALT ←		30 秒前にジャンプ
↑		音量を上げる
↓		音量を下げる
ALT ↑		前のトラックに飛ぶ
ALT ↓		次のトラックに飛ぶ
Spacebar		再生と一時停止の切り替え
ALT ENTER		全画面表示モードの切り替え (ビデオをダブル左クリックでもできます)