インデックス |
[1] はじめに [2] Deskbar [3] ウィンドウの詳細 [4] ショートカットキー [5] Twitcher [6] チームモニター [7] ウィンドウ管理: 移動とリサイズ [8] ウィンドウ管理: スタック [9] ウィンドウ管理: タイル [10] ワークスペース [11] レプリカント [12] シングルウィンドウナビゲーション [13] ドリルダウンナビゲーション [14] ボリュームのマウント [15] ファイルシステムレイアウト [16] クエリでファイルを探 [17] ワイヤレス接続 [18] ソフトウェアの入手と更新 [19] 終わりに |
Haiku クイックツアーへようこそ
Haikuは、多くのアイデアをほかのOSと共有していますが、確かに注目すべき独自のアプローチをいくつか持っています。このツアーで、もっとも重要なHaikuの特徴と独自性を学びます。それは、Haikuを始めるのに役立つでしょう。
各ページ右下の、"参考"リンクは、ユーザーガイド中の関連するトピックなどの追加リソースを指しています。
Deskbar
デフォルトではデスクトップの右上にあるDeskbarは、Haiku操作の中心となります。例えばここからアプリケーション、アプレットおよびプリファレンスの起動や実行中のアプリケーションの切り替えができます。
Deskbar
ショートカットキー
キーマッププレファレンスで、Haiku標準のALTキーからCTRL (Windows/Linuxモード)へ切り替わります。これは全体的な切り替えなので、例えばシェル中でのプログラムの終了が通常のCTRL Cの代わりにALT Cで実行されます。
この不一致が、Haikuのデフォルトショートカットが ALTである理由のひとつです。
ショートカットとキーの組み合わせ
Twitcher
CTRL TAB を押すと、Twitcherを呼び出します。そこで実行中アプリケーションを切り替えます。
CTRLを押しながら、TABを素早くタップすると、最後に使ったアプリケーションと切り替えます。
Twitcher
チームモニター
一部のアプリケーションがひどくクラッシュして、Deskbarのアプリケーションのリストから消せなくなったら、CTRL ALT DELを押してチームモニターを起動します。そこで項目を選んで不正なアプリケーションを強制終了できます。
Vulcan Death Gripは、クラッシュしたアプリケーションをDeskbar内で素早く取り除く素晴らしい方法です。
SHIFT CTRL ALTを押しながら、Deskbar 内で問題となる項目をクリックします。Poof!
チームモニター
ウィンドウ管理: 移動とリサイズ
Haikuには、ウィンドウを素早く移動 / リサイズする素敵な方法があります。
CTRL ALTを押すと、マウスポインターに一番近いウィンドウ枠がハイライトします。
マウスの右ボタンでクリック&ドラッグすると、ハイライトした枠に沿ってリサイズします。
マウスの左ボタンでクリック&ドラッグすると、リサイズします。
ウィンドウ管理: スタック
"スタック"とは、ウィンドウを互いに重ね合わせて、黄色いタブを自動的に再配置することです。
OPT キー (通常キーボード上の WIN です)を押していると、重なったタブの色が替わるので、ウィンドウをドロップしてスタックが確立します。
OPTを押しながら、ウィンドウを黄色いタブのグループ外へドラッグすれば、スタックが解除されます。
スタック&タイル
ウィンドウ管理: タイル
"タイル"はウィンドウを互いに水平または垂直にくっつけることです。
OPT を押しながら、ウィンドウを別のウィンドウの近くへ移動すると色が替わるので、ドロップするとくっつきます。
OPTを押しながら、ウィンドウを黄色いタブのグループ外へドラッグすれば、タイルが解除されます。
スタック&タイル
ワークスペース
ワークスペースは独自の解像度、色深度および背景を備えた仮想デスクトップです。
これらのワークスペースは、32 個まで画面プレファレンスから設定できます。
ワークスペースデスクトップアプレットは、ワークスペースの切り替えやワークスペース間のウィンドウの移動に使われます。
ワークスペースを切り替える素早いショートカットは、CTRL ALT ← / → / ↑ / ↓です。
それにSHIFTを加えると、アクティブウィンドウも一緒に移動します。
レプリカント
レプリカントは、アプリケーションの小さな内蔵パーツで、デスクトップ(やその他のプログラム)に組み込めます。
Deskbarの オプションが有効なら、レプリカントは小さなハンドルで表示されます。
そのハンドルをデスクトップにドラッグ&ドロップすれば、元のアプリケーションが動いてなくてもそこで完全に機能します。
ハンドルでレプリカントを移動でき、ハンドルの左クリックで
を選ぶとレプリカントを削除できます。レプリカント
シングルウィンドウナビゲーション
ダブルクリックでフォルダーを次々に下っていくやり方では、すぐにTrackerウィンドウをたくさん開いてしまいます。
OPTキー(通常、キーボード上のWINです)を押すと、自動で親フォルダーを閉じるのでこれを防げます。
もう一つの方法として、 をTracker設定から有効にします。
は戻る/進むボタンを追加します。
Tracker
ドリルダウンナビゲーション
フォルダーの深い階層を開くもうひとつの素敵な方法は、"ドリルダウンナビゲーション"と呼ばれています。フォルダーか、Trackerウィンドウのどこか(またはデスクトップ)の右クリックでコンテキストメニューが開きます。いろいろなコマンドの中に、サブフォルダーを含む現在のフォルダーのメニューがあります。
開きたいフォルダーかファイルが見つかるまでドリルダウンします。
Tracker ナビゲーション
ボリュームのマウント
ハードディスク、CD、USBメモリなどにアクセスするには、まずボリュームをマウントする必要があります。マウンドされれば、アイコンがデスクトップ上に現れます。
これは、デスクトップやマウント済のボリューム(起動ディスクのような)を右クリックして、 サブメニューからボリュームを選ぶことで実行されます。同じ メニューは、Deskbarにもあります。ISOイメージは、ダブルクリックでマウントできます。
ボリュームのマウント
ファイルシステムレイアウト
現在、Haikuはマルチユーザーではありませんが、ファイルシステムツリーにはすでに2つのブランチがあります:
/boot/system/ | System階層は、システムファイルとすべてのユーザー用の設定を含みます。パッケージ管理は、/system以下のほとんどのフォルダーを事実上読み取り専用にします。パッケージは一定のフォルダ階層の中にすべてのファイルを含みます。インストール中に、パッケージは"マウント"され、含まれるすべてのファイルは/systemフォルダー階層に現れます。 階層内にあるフォルダー(add-ons、apps、binなどのような)は、インストール済パッケージの仮想融合であり、そのため読み取り専用となっています。例外は、cache、non-packaged、settings、およびvarです。
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/boot/home/ | Home階層は、ユーザー個人のフォルダーで、ユーザーのデータや設定を保存します。/boot/home/configフォルダー(または縮めて~/config)は、既に述べた/systemフォルダーのミラーで、同様に仮想的に読み取り専用です。例外は同じくcache、non-packaged、settings,およびvarです。
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書込み可能なnon-packagedフォルダーは、/system階層または~/config/階層(add-ons、apps、bin…)のコピーです。
HPKGパッケージの形で供給されないソフトウェアはここにインストールされます。
クエリでファイルを探す
Haikuフォーマット(BFS)ボリューム上のファイルは、Deskbarからの
で素早く検索されます。ファイルやフォルダの名前の代わりに、ファイルタイプに特有な属性、 たとえば、MP3コレクション内のアーティスト名も検索できます。ワイヤレス接続
WLANルーターへの接続は、Deskbarトレイ内のネットワーク状況をクリックでできます。
または、ネットワークプレファレンスからネットワークを選択することでできます。
接続が確立すると、ネットワークの暗号化とパスワードについて質問されます。
ソフトウェアの入手と更新
DeskbarのアプリケーションメニューにあるHaikuDepotは、ソフトウェアパッケージを検索、インストール及びアンインストールする場所です。
ソフトウェアの更新は、インストール済ソフトウェアおよびHaiku自体をアップデートするために時々起動されるべきです。
終わりに
これでツアーは終わりです。これが新しいOSにすぐに慣れる手助けになることを期待します!
更に詳しい情報は、Welcome pageとユーザーガイドを見てください。
わからないことや議論することがあれば、会議室やIRCチャンネル#haikuにも参加ください。
Haikuウェブサイトには、Haikuの前進に参加するための情報があります。また、金銭的な支援もできます。